step31 書物の整理。大切な一冊を残し、身軽に「知」を楽しむシニアの知恵

昭和世代と「本」の付き合い方

私たち昭和人にとって、書物を大切にされる方は多いのではないでしょうか。 かつての私には、タブレットやスマホでページをめくって読める時代が来るとは、全く想像もできませんでした。

専門書に辞書、お気に入りの一冊から、いつか読もうと積んである本、機関誌や雑誌……。気づけば本棚は、自分の歴史を物語る「博物館」のような状態になっているものです。


シニアが直視すべき「リスク」と「負担」

コレクションとしての本棚も素敵ですが、そこには現実的な課題もあります。 まず、収納スペースの確保。そして何よりシニアが気をつけたいのが、**「落下トラブル」**です。高いところの本を取ろうとして転倒し、そのまま入院……という話は、決して他人事ではありません。

また、あとに残される家族の負担を考えておくことも、私たち世代には必要な「優しさ」だと感じています。


デジタルとリアルの使い分け

そこで最近、私が行き着いた考え方はシンプルです。

  • 残すもの: 二度と手に入らない貴重なもの、永遠のバイブル。
  • 手放すもの: デジタル(電子書籍)で代替できるもの。これらはリサイクルショップへ。

最近は、Amazonの「オーディブル(本の朗読サービス)」を活用して、耳で読書を楽しむ知人も増えています。私の場合は、大画面のテレビで読むスタイルも取り入れています。


最終的な目標は「一区画」

この作業は、以前 [Step 26:思い出写真の整理] でご紹介した断捨離と並行して進めています。

私の最終目標は、本棚のたった「一区画」に、厳選した数冊の本と、アルバム化した写真だけが並んでいるスッキリした姿です。

大切なものを上手に残していくのは難しい作業ですが、コツコツ楽しみながら進めることで、心もリセットされていく。そんな感覚を大切にしていきたいと思っています。