
大きく気候も変化し、令和流のお勤めスタイルがあるかと思いますが、私は昭和男子なのでスーツは自分の代名詞と共に、大袈裟に言えば戦闘服のようなものでした。
このブログをご覧いただいている方は私より先輩の方々が多くおられると思うのですが、スーツと共に記憶されているさまざまな想いがあると思います。
1. 役目を終えたスーツは「仕事の証」
多様な職種があり一概には言えないとは思いますが、私の場合は、クールビズ推奨中とはいえ真夏でもスーツ着用で業務にあたり、通年でイベントも多くかなりの数のスーツが必要でクローゼットに並んでいました。
ずらっと並んだスーツはこれまでの仕事の証です。しかし最近は、役目を終えたスーツ達に感謝し、思い切って手放し始めました。
手放す時は「寂しさ」と「解放感」の両方がある
思いが詰まったものを手放すのは、想像以上に寂しい気持ちも当然あります。これはただの断捨離ではなく、自分自身の歴史と向き合う行為だからです。
しかし、手放した後にはなんとも言えない解放感も生まれます。これは、これまでの自分への**「けじめ」と「感謝」**だと受け止めました。昭和男子らしく潔く手放すものは感謝を伝えて実行です。
2. 昭和男子が実践した「手放す基準」3つの判断
これらは**積み減らし(終活)**の一環です。感情だけで迷わないために、手放すものの基準を明確にしました。
- 消耗が激しいもの: 「ありがとう!お疲れさん!」と伝えて処分しました(結構エネルギーが要るのです)。寿命を全うさせてあげられた、と考えます。
- サイズ感が合わなくなったもの: 比較的消耗していないものは、サイズ感が合う若者に着てもらう(譲る、あるいはリサイクルショップなどを利用する)方法で手放しました。
- 今のライフスタイルに合わないデザインのもの: 今後着る機会がないと割り切りました。**「高かったから」**という理由だけで残すのはやめ、感謝して手放します。
3. 私が残した「一軍」スーツは3種類
今では、残ったスーツは自分流の一軍として一通り対応できています。この3種類に絞ったことで、管理がシンプルになり、クローゼットにゆとりが生まれました。
- オールシーズン対応スーツ(少し柄入りですが冠婚葬祭いずれも違和感なし)
- 綿スーツ(カジュアルな用途にも対応できるもの)
- 冬物のスーツ
昭和の淑女さんも、ご家族の服の整理を始める際の参考にしてみてください。次に整理するモノにも、同じように「感謝」の気持ちを持って向き合いたいと思います。